

第1章:年末目前!リフォーム計画はなぜ今がチャンスなのか
いよいよ明日から11月。朝晩の冷え込みが増し、街のショーウィンドウにもクリスマスの飾りが並び始めました。年末年始まであと2か月――。家族や親戚が集まるこの時期は、1年のうちでもっとも住まいの快適さを実感する季節です。
そんな中で「そろそろキッチンやリビングを新しくしたい」「冬の寒さをなんとかしたい」と感じている方にとって、いまがリフォームを計画的に進める絶好のタイミングです。ここでは、年末前にリフォームを計画するメリットと、成功に導くための考え方をお伝えします。
◆ 今こそ“動き出す”時期――その理由とは?
LDKリフォームを検討するなら、年末年始の前に“準備”を始めるのが理想です。なぜなら、工事業界では11月〜12月は「繁忙期」に入るため、職人や設備機器のスケジュールがすぐに埋まってしまうからです。特に年内完工を希望される方が多く、11月中に打ち合わせを始めると、年明け着工・春完成といったスムーズな流れを確保できます。
また、年度末にかけてはメーカーの「在庫整理」や「キャンペーン」も活発になる時期。ショールームでは展示品の入れ替えもあり、お得なモデルを選べるチャンスも多くなります。
◆ 「寒さ」と「光熱費」が家の課題を見せてくれる季節
冬に差しかかるこの時期は、住宅の弱点が最も現れやすい季節です。LDKが寒い、結露がひどい、暖房が効きにくい――そんな悩みを感じたら、それはリフォームのサイン。断熱窓や床暖房、最新の高効率給湯器など、設備の更新によって暮らしの質は大きく変わります。
「光熱費を抑えたい」という声も年々増加しています。省エネ性能が高い機器は、単なる“交換”ではなく“投資”という考え方に変わりつつあります。家計にも環境にも優しい選択をするためには、今のうちからプランを練っておくことが大切です。
◆ スケジュールの目安:いつ相談し、いつ完成させる?
一般的なLDKリフォーム(キッチン+リビング改修)の場合、打ち合わせ・現地調査・プラン提案・見積もり決定・工事着工までの流れには、平均で「1〜2か月」かかります。工事自体も内容によって1〜3週間ほど必要です。
そのため、年末年始を快適に過ごすためには「11月上旬〜中旬の相談」がベスト。12月に工事が始まるよう調整すれば、年始には新しい空間で家族を迎えることができます。
一方、「年内は忙しい」という方も、11月〜12月に相談をスタートしておけば、1月〜2月の着工を狙うことが可能。新年度を気持ちよく迎えられるスケジュールです。
◆ リフォームは“思いつき”より“段取り”が大切
LDKリフォームを成功させるには、「思い立ったが吉日」だけでなく、「段取り」が大切です。まずは、どの空間をどんな目的で変えたいのかを整理してみましょう。
・キッチンを広くしたいのか
・収納を増やしたいのか
・家族がくつろげるリビングにしたいのか
・寒さや結露の対策をしたいのか
目的が明確になると、優先順位や予算配分も見えてきます。担当者との打ち合わせもスムーズになり、結果的に工期短縮にもつながります。
◆ 年末の「家族が集まる」時期は理想を語るチャンス
12月は、家族全員が集まる時期。普段は離れて暮らす子どもたちや親族と顔を合わせる機会に、「次はここを直したいね」「もう少し明るいキッチンにしたいね」と話題になることも多いでしょう。
この“家族会議の瞬間”こそ、リフォームのきっかけをつくる絶好のタイミングです。お客様の中には、年末の団らん中にリフォームの話が出て、年明け早々にショールームへご来店された方も多くいらっしゃいます。
◆ 「補助金」や「制度活用」も見逃せない
近年、国や自治体のリフォーム補助制度が充実しています。特に断熱リフォームや省エネ設備の導入には、助成金・ポイント還元などのサポートが適用される場合があります。
ただし、申請には「着工前の申請」が必要なケースが多いため、思い立ったときにすぐに相談できる体制を整えておくことが大切です。11月から計画を始めれば、来年の補助金枠にも間に合います。
◆ 「準備が早い人」ほど、理想のプランを実現できる
LDKのリフォームは、ただ“古い設備を新しくする”だけではありません。家族の暮らし方そのものを見つめ直す機会でもあります。早めに動くことで、複数のプランを比較検討でき、デザイン・素材・レイアウトなども妥協せずに選ぶことができます。
また、年末にかけて混み合う時期でも、早期相談をいただいたお客様から順に職人手配・資材発注を進めるため、安心して理想を実現しやすくなります。
◆ まとめ:11月は“年内ラストチャンス”のスタート月
年末年始を快適に迎えるためには、11月こそが“スタート月”です。計画を立てるのに遅すぎることはありません。むしろ、今から始めることで、焦らず丁寧に理想の空間をつくることができます。
LDKのリフォームは、暮らしを変える大きな決断。だからこそ、私たちはお客様一人ひとりに寄り添いながら、理想の空間を実現するお手伝いをしています。
次章では、「リフォーム成功の鍵は準備段階にあり」と題して、具体的な事前準備のポイントをお伝えします。今後の流れをイメージしながら、ぜひ読み進めてください。
第2章:LDKリフォーム成功の鍵は「準備段階」にあり
リフォームは、工事が始まってからが本番と思われがちですが、実は「工事前の準備」が結果を大きく左右します。特にLDKのように家族全員が毎日使う空間では、準備の質がそのまま満足度につながります。ここでは、理想のリビング・ダイニング・キッチンを実現するために、どのような準備が必要なのかを具体的に見ていきましょう。
◆ 準備段階こそ、理想を形にする“設計図づくり”の時間
まず最初に大切なのは、「どんな暮らしをしたいのか」を家族で共有することです。リフォームの目的が明確になっていないと、工事中に「やっぱりこうしたい」「思っていたのと違う」と迷いが生まれます。逆に、目的がはっきりしていると、設備や素材の選定もスムーズに進み、全員が納得のいく仕上がりになります。
たとえば――
- 共働きで家事を分担したい → 回遊動線のあるキッチン
- 家族が集まる時間を増やしたい → 対面キッチン+大きなテーブル
- 来客が多い → 収納を壁面にまとめてスッキリ見せる
このように「理想の暮らし方」を軸に考えると、設備やデザインの方向性が自然と決まっていきます。
◆ 情報収集は“ワクワク”しながら――SNS・雑誌・ショールームを活用
次に大切なのが情報収集です。最近はInstagramやPinterestなどで実際のリフォーム事例が豊富に見られるため、「この雰囲気が好き」「この色の床がいい」といった感覚を視覚的に共有しやすくなりました。
スマホのアルバムに“理想のLDKフォルダ”をつくり、気に入った画像を保存しておくのもおすすめです。打ち合わせの際に担当者へ見せることで、言葉では伝わりにくいニュアンスも正確に共有できます。
◆ 事前の“家族会議”がスムーズな打合せの鍵
リフォームを進めるとき、意外に多いのが「家族の意見が分かれる」ケースです。キッチンの高さ、コンセントの位置、壁紙の色など、小さな違いが積み重なって意見がぶつかることもあります。
そこで、打ち合わせに入る前に一度「家族会議」を開くことをおすすめします。ポイントは、“誰がどんな使い方をするのか”を明確にすること。調理担当が誰か、テレビをどこで見るか、来客時の導線などを想定しながら話し合うと、自然と必要な設備や配置が見えてきます。
◆ 生活の棚卸しで“今の不満”をリスト化する
理想を描く一方で、現状の「不満点」をリスト化することも重要です。
・動線が悪くて料理中に人がぶつかる
・収納が少なく、常にカウンターが物であふれている
・照明が暗く、夜になると手元が見えづらい
・冬になると床が冷たくて長居できない
こうした“小さなストレス”を一つひとつ書き出しておくことで、設計段階で具体的に改善策を盛り込むことができます。実際、OB様の中には「不満を書き出したメモが設計図よりも役に立った」と話す方もいらっしゃいます。
◆ プラン打合せで押さえるべきポイント
打ち合わせの際に意識しておくと良いのは、以下の6つの質問です。
- キッチンやリビングの主な使い方は?(調理中心・団らん中心など)
- 収納の量や配置に不満は?
- 照明やコンセントの位置は足りている?
- 将来的に家族構成が変わる可能性は?
- ペットや趣味スペースへの配慮は必要?
- 工事期間中の生活はどう過ごす?
この6項目を整理しておくことで、後から「聞いていなかった」「説明不足だった」という行き違いを防げます。
◆ プロに相談する前に“予算の方向性”を決めておく
LDKリフォームの予算は、内容によって100万円台〜500万円台と幅広くなります。打ち合わせ前に「最大でどこまで出せるか」「理想と現実のバランス」を家族で話しておくと、プラン作成がスムーズです。
また、「予算内で優先順位をつける」ことも大切です。
たとえば、
・最新キッチンを優先する代わりに壁材をシンプルにする
・床暖房を導入する代わりに照明は既存を活かす
といったように、使い勝手・快適性・デザインのバランスを取ることで、後悔のない選択ができます。
◆ 打合せの際は“メモ”と“写真”が最強のツール
ショールームや現地確認の際は、スマホで写真を撮ってメモを残すことをおすすめします。 「どの設備が印象に残ったか」「どの色が良かったか」を後で家族と振り返る際に非常に役立ちます。
また、担当者とのやり取りはノートにまとめておくと、プラン変更や見積比較の際にも整理しやすくなります。
◆ 信頼できる業者を選ぶ基準
準備段階で見落とされがちなのが、“業者選び”です。 LDKリフォームは、施工品質と対応力が仕上がりを左右します。以下の点をチェックしてみましょう。
- 地元密着でアフターフォローがあるか
- 担当者が現場経験を持っているか
- 見積書の説明が丁寧でわかりやすいか
- 過去の施工事例を自信をもって見せてくれるか
実際、わが家のマイスター小牧店では、施工前後の写真を使いながらお客様と一緒に「どんな暮らしを実現したいか」を考える打合せを行っています。 “工事を売る”のではなく、“生活を提案する”姿勢こそが、満足度の高いリフォームの第一歩です。
◆ まとめ:準備を制する者が、リフォームを制す
LDKリフォームの成功は、着工前の「準備段階」にかかっています。 理想を描き、家族と共有し、不満を整理し、信頼できるパートナーに相談する――。 そのプロセスを丁寧に踏むことで、完成したときの喜びは何倍にもなります。
次章では、いよいよ「工事前に知っておきたい段取りと生活準備のコツ」をご紹介します。実際の生活を想定しながら、ストレスの少ないリフォーム期間を過ごすポイントを学んでいきましょう。
プロからのひとことアドバイス
リフォームの計画は、思っているよりも「決めること」が多いものです。素材・色・配置・照明・収納…と考えることは山ほどあります。だからこそ、焦らず優先順位をつけて進めることが大切です。最初に“何のためのリフォームなのか”を明確にし、目的を共有しておくことで迷いが減ります。年末は多忙な時期ですが、「春までに快適なLDKを」という逆算のスケジュールで動けば、無理のない準備ができます。

第3章:工事前に知っておきたい段取りと生活準備のコツ
LDKリフォームは、家の中でいちばん使う場所を一時的に止める工事です。きれいになるのは楽しみ。でもその前に「正しい準備」をしておかないと、日常生活が一気に不便になってストレスだらけ…ということも実際によくあります。
ここでは、実際の現場でよくある困りごとをもとに、「工事の前にやっておけばよかった」「これは本当に役に立った」という具体的な準備と段取りのコツをまとめます。これを知っておくだけで、工事中のストレスは本当に変わります。
◆ まずは大前提:「住みながら工事」か「仮住まい」か
LDKの工事では、大きく分けて2つのタイプがあります。
- 住みながらリフォームするタイプ
普段どおり家に住み続けながら、キッチン・ダイニング・リビングを工事していくパターン。工期が短めの部分リフォームや、ゾーンを分けて順番に工事する場合に多いです。 - 一時的に別の場所へ移る(仮住まい)タイプ
LDKの床・壁・天井・配管・配線など全面的にやり直す「大きなリフォーム」や、間取り変更を伴う場合は、生活空間ごと触ることになるため、数日~数週間のあいだ別の拠点に移る選択肢も現実的になります。
どちらが正解ということはありません。ただし「住みながら」の場合、キッチンが数日~1週間以上使えない、リビングに入れない時間帯がある、電気や水道が一時的に止まる…といったことは必ず起きるので、心づもりが必要です。
逆に「仮住まい」に移る場合も、宿泊費や移動、ペットの扱いなどコストや段取りが発生しますので、早めに業者と相談しておくと安心です。
◆ キッチンが使えない期間をどう乗り切るか
LDKリフォームで一番困る声、それは「ごはん、どうする?」です。特にキッチン交換や配管工事が入る場合、数日~1週間ほどはコンロやシンクが使えないことがあります。ここは事前準備の差が生活満足度に直結します。
おすすめの対策をいくつかご紹介します。
- 簡易キッチンコーナーをつくる
リビング以外の部屋、たとえば和室や2階の部屋などに「仮キッチン」をつくっているご家庭は多いです。電気ポット、電子レンジ、電気ケトル、卓上IHヒーター、紙皿・紙コップなどをまとめておくと、温かいものがすぐ用意できます。 - 使い捨てをうまく使う
洗い物がほぼできない期間があります。紙皿・紙コップ・割り箸・ウェットティッシュは本当に役に立ちます。特にお子さまがいるご家庭では、これがあるだけで忙しい夕方の負担が大幅に減ります。 - 冷凍食品・お弁当・テイクアウトの準備
「コンビニでいいか」と思っていても、工事中は思った以上に疲れますし、夕方は家の中が落ち着かないこともあります。あらかじめ冷凍食品(レンジでOKなもの)を買い置きしておくと安心です。地域のテイクアウト店の候補をリスト化しておくのもおすすめです。
「調理そのものを頑張る」のではなく「とにかく乗り切る」。ここは割り切りが大切です。家づくりの最終調整期間だと思って、上手に手を抜きましょう。
◆ 冷蔵庫・食器棚・ダイニングテーブルはどうする?
LDKの工事では、床材の張り替えや配線・配管のやり直しなどで、大型家具や家電を一時的に動かす必要があります。
このときに大切なのが「どこに一時避難させるか」を決めておくことです。
- 冷蔵庫
短期間であれば、廊下や玄関ホールなどに一時移動して養生(※キズ防止用のシート保護)をすることがあります。ただし、冷蔵庫は重いので、床や壁にキズがつかないように必ず業者と一緒に動かすのがおすすめです。ご自身だけで無理をすると腰を痛める原因にもなります。 - 食器棚・カップボード
中身を入れたままだと転倒・破損のリスクが高いので、事前に中身を段ボールに詰めておきましょう。段ボールには「キッチン(割れ物)」「よく使う調味料」などラベルを書いておくと、工事後の片付けが劇的に早くなります。 - ダイニングテーブル
テーブルは分解できるタイプもあります。脚が外せる場合は事前に外しておくと、省スペースで保管できます。外せない場合はテーブル天板を厚手の養生材で巻いて、別室に避難させるケースも多いです。
とにかく「動かす順番」と「置き場所」を決めておくこと。これを着工前に決めておくと、初日の現場がスムーズに進みます。
◆ 工事中のほこり・騒音はどれくらい出る?
LDKリフォーム中は、壁や床の解体、下地の調整、配管・配線のやり直しなどで、どうしても粉じん(ほこり)や音が出ます。
特に「想像以上に音が響いた」という声はよく聞きます。リビングが家の中心部にある場合、家全体に作業音が伝わるので、在宅ワークの予定やオンライン会議などは事前に調整しておくと安心です。
粉じん対策としては、以下のような工夫があります。
- 使わない部屋のドアは必ず閉める
- 衣類・布団・カーテンなど布ものはなるべく別室に避難
- 空気清浄機やサーキュレーターを別室に回しておき、落ちたホコリを翌日まとめて掃除
なお、まじめな業者は事前にしっかりと養生(ようじょう/傷や汚れを防ぐ保護材で床・壁を覆うこと)を行い、解体時にも粉じんが広がらないようシートで間仕切りを作ります。どこまでの養生をしてくれるのかは、見積書の説明のときに確認しておくと安心です。
◆ 近隣へのあいさつは“やっておいて良かった”という声が多い
これはすごく地味ですが、とても大事です。特に戸建て住宅の場合、リフォーム工事は朝8時台からスタートすることも多く、車両の出入りや作業音が発生します。集合住宅の場合はエレベーターや共用廊下の使用などでご近所に一時的な負担がかかることもあります。
工事前に「◯日から◯日まで工事になります。音が出る時間帯があるかもしれません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします」とひとこと伝えておくだけで、印象はまったく変わります。
良い会社は、工事前に「近隣あいさつ」を一緒に回るか、代わりに回ってくれます。わが家のマイスター小牧店でも、日程と工事内容に応じて近隣の方へのご説明を事前に行うようにしています。こうした配慮があると、工事中に余計なストレスを抱えずにすみます。
◆ セキュリティ・プライバシー面で気をつけたいこと
工事中は、職人や資材搬入のため、普段よりも出入りの人が増えます。そこで気をつけたいのが「貴重品の保管」と「見られたくないものの扱い」です。
- 現金・通帳・印鑑・重要書類は、LDK以外の鍵がかかる場所に移す
- 個人情報が書かれた紙類(学校の書類、保険証券など)はテーブルの上に置きっぱなしにしない
- 防犯面が不安なら、工事が終わっていない日でも勝手に入らないでほしい部屋を事前に伝える
これは遠慮なく伝えて大丈夫です。むしろはっきり言っていただいたほうが、現場としても助かります。
◆ ペットがいるご家庭での注意点
もうひとつ、とても大切なのがペットです。工事中は見慣れない人・音・においが一気に増えるので、犬や猫には大きなストレスになります。「気づいたら玄関から飛び出してしまった」「工事エリアに入ってしまった」というケースも実際にあります。
ペットがストレスなく過ごすためには、以下のような工夫が効果的です。
- 工事時間帯だけは別の部屋で過ごしてもらう習慣を、数日前から慣らしておく
- 大きな音が予想される作業日(解体・床剥がしの日など)は、可能なら外出や一時預かりを検討する
- ゲージやキャリーはリビング以外の静かな場所に設置しておく
職人にとっても、ペットが安全な場所にいてくれるととても助かります。事前に「うちは猫がいます」「犬が人見知りするので声をかけないでくださいね」など情報を共有しておきましょう。これも立派な段取りです。
◆ 着工前に“最低限ここだけは”やっておくことリスト
まとめとして、LDKリフォームの着工前にやっておきたいことをリスト化します。チェックリストとしてお使いください。
- 冷蔵庫・食器棚・テーブルなど大物の移動先を決めた
- 紙皿・紙コップ・使い捨てカトラリーを準備した
- 電子レンジ・ポット・簡易IHなどの仮キッチンセットをまとめた
- 段ボールにラベルを書いた(例:「割れ物/グラス」「よく使う調味料」など)
- 在宅ワークやオンライン会議の予定を工事日程とずらした
- 近隣へのあいさつ(または工事店に依頼)を済ませた
- 貴重品・書類・個人情報の置き場所を移動した
- ペットの過ごし方・避難場所を決めた
これらができていれば、かなり安心して工事当日を迎えられます。「あ、慌ててる」「片付いてない」という心理的ストレスは、実は体力をかなり消耗します。逆に、ここまで整えておくだけで、リフォーム期間そのものが「楽しみな時間」になります。
◆ 次のステップへ:いよいよリアルな声へ
ここまでで、工事前の段取りと生活準備の具体的なイメージを持っていただけたと思います。次章では、実際にLDKリフォームを行ったお客様の声をご紹介します。「こうしておけばよかった」「これは大成功だった」という“生の声”は、これから計画するうえで本当に参考になります。

第4章:リフォームOB様が語る「やってよかった」「こうすればもっと良かった」リアル体験談
LDKリフォームは、どのご家庭にとっても小さな決断ではありません。日常の中心になる場所を、いったん壊して、もう一度つくり直すわけですから、期待も不安も一緒にやってきます。
だからこそ、すでにリフォームを経験した方の声はとても参考になります。ここでは、小牧市周辺で実際にありそうな4つのご家庭のケースを紹介しながら、「やってよかったこと」「もっとこうすればよかったと思うこと」を本音でまとめました。これから計画する方のヒントになれば嬉しいです。
◆ ケース1:共働き30代夫婦「キッチンが“私の場所”から“ふたりの場所”になった」
ご家族構成:30代ご夫婦+保育園児1人。共働き。
リフォーム内容:キッチン入れ替え・配膳動線の見直し・回遊できるレイアウトに変更・パントリー新設。
奥さまの声:
「きっかけは、本当に単純で、『夕食づくりがとにかく大変』って話でした。帰宅してから30〜40分でごはんを出すには、動線が詰まりすぎてて。シンクで洗って、振り返ってまな板スペース、横に移動してコンロ、振り返って冷蔵庫……って、もう小走りなんですよ。そこに夫や子どもが入ってくると、正直イライラしてしまうこともありました。」
そこで行ったのが「キッチンを壁付けから対面型+回遊動線に変更」するというプランでした。キッチンの背面に収納をまとめ、壁側だった調理スペースをLDK側に開いたレイアウトにすることで、家族が自然に手伝いやすい形に。
ご主人の声:
「リフォーム前は、手伝おうとキッチンに入ると『邪魔しないで』って顔をされてました(笑)。でも今は、並んで作業できるし、配膳のときは僕がダイニング側で皿を並べていける。家事というより家の“共同作業”みたいな感じになって、ケンカが一気に減りました。」
特に喜ばれたのは、パントリー(食品庫)をつくったこと。週末にまとめ買いしても、袋のまま床に置く必要がなくなり、「買いすぎた」と思うことが減ったそうです。
奥さま:
「キッチンの見た目もすごく気に入ってるんですけど、一番良かったのは、家事のストレスが“分散”されたことですね。『今日は私が料理するから、あなたは片付けお願いね』っていう分担が自然に成立するようになりました。」
逆に『こうすればよかった』は?
「コンセントの位置をもう1口分考えておけばよかった、ですね。ホットプレート、電気ケトル、ハンドブレンダー…と増えていくと、延長コードが出てきてちょっと生活感が出ちゃう。打合せのときに、実際にどの家電をどこで使うかまで具体的に話すと良かったなと思いました。」
担当者メモ:共働き世帯では「デザイン」より「作業・片付け・収納の現実」が満足度に直結します。特に、誰がどこに立って何をするかを具体的にイメージした打合せは必須です。
◆ ケース2:シニアご夫婦(60代)「冬のリビングがつらくなくなった」
ご家族構成:60代ご夫婦。お子さまは独立し、現在2人暮らし。
リフォーム内容:床の断熱強化・内窓(二重サッシ)・段差解消・手すり追加・照明の明るさ改善。
ご主人の声:
「リフォーム前は、冬になるとリビングが本当に寒くてね。足元から冷える感じ。厚手の靴下とひざ掛けが必須。妻も『台所に立ってると足が冷えて腰にくる』ってずっと言っていて…。正直、暖房代も馬鹿にならなかったです。」
そこで重点的にやったのが、床と窓まわりの断熱です。床材を張り替えるタイミングで断熱材を入れ、さらに既存サッシの内側にもう1枚サッシ(内窓)を追加。これだけで、冬の底冷えと結露が大幅に軽減しました。
奥さまの声:
「本当に暖かくなりました。朝起きたときの『さむっ!』っていうあの感じがなくなって、ゆっくりコーヒーを入れる気持ちの余裕ができたんです。あと、床の段差がなくなったのはすごく大きいですね。つまずきそうなところがなくなって、安心感がまるで違います。」
今回の工事では、掃き出し窓の前やキッチンの出入口など、よく行き来する場所に目立たない手すりも追加。「疲れたときにちょっと支えになる場所」があるだけで安心感が上がる、というのは多くのシニア世帯から聞かれる声です。
『もっとこうしておけばよかった』は?
「実は、照明の相談をもっと深くすればよかったなって思っています。目が疲れやすくなってきているので、キッチンの手元灯はもう少し明るいほうがよかった。工事が終わってから思うんですよね、『ここ、スイッチもう1個あると便利』って。」
担当者メモ:シニア世帯では、“暖かさ”と“段差の少なさ”の満足度が圧倒的。見た目より「快適に暮らせる」「転ばない」「疲れにくい」が優先順位のトップに上がります。照明やスイッチ位置も含め、将来の身体の変化を前提に考えるのが理想です。
◆ ケース3:子育て世代40代「片付かないLDKから“いつ人が来ても平気”なLDKに」
ご家族構成:40代ご夫婦+小学生2人。
リフォーム内容:リビング収納の壁面化/学習スペースの一体化/リビングとキッチンの回遊動線/床材の張替え。
奥さまの声:
「悩みは“片付かない”ことでした。子どものプリント、体操服、工作、ゲーム機…全部リビングに集まってきて、いつもテーブルの上がごちゃごちゃ。来客があると、とりあえず全部カゴに突っ込んで寝室に隠す、みたいな(笑)。それがイヤで。」
そこで、テレビの横あたりの壁一面を収納に変え、家族それぞれの“専用ボックス”を用意。さらにダイニング横に「ちょっとした学習・作業カウンター」を造作し、子どもが宿題をリビングでできる環境を整えました。
ご主人の声:
「結果的に、“片付けの行き先”が決まったのが一番大きいですね。子どもたちが『これは自分のボックスに入れればいいんだ』とわかるようになった。前はなんでもテーブルに置いてたのが、今は自然と定位置に戻るようになりました。」
また、床材は水拭きしやすいタイプに張り替え。これによって、食べこぼしやホコリの掃除が楽になり、日々のイライラがひとつ減ったそうです。「“おしゃれな床”より“現実的に掃除が簡単な床”にして本当に良かった」とのこと。
奥さま:
「正直、収納は『あとで棚を買えばいいかな』と思っていたんです。でも、最初から“壁ごと収納”にしてもらって本当に正解でした。実は、見た目以上に、気持ちがラクなんです。散らかっても片付け先があるって、精神的にラクなんですね(笑)。」
『ここはもう一歩だったな』という点は?
「リビング学習用のカウンターの上に、コンセントをもう1つ付けてもらえばよかったです。タブレットとゲーム機、スマホの充電が同時に始まると足りなくなるんですよ。ここは、もっと具体的な使い方を想像しておけば良かったなと思いました。」
担当者メモ:子育て世代では、「散らからない家」より「散らかってもすぐ片付く家」が理想。物の“住所”を決める造作収納と、ダイニングで完結できる学習スペースの人気は非常に高いです。
◆ ケース4:50代・一人暮らし女性「自分と猫のためのLDKにしてよかった」
ご家族構成:50代・お一人暮らし+猫1匹。
リフォーム内容:LDK全体の内装更新/キッチン交換/猫の居場所を想定した棚・ステップ・くつろぎスペース/掃除のしやすい床材と壁材。
オーナー様の声:
「もともとは『キッチンを新しくしたい』だけのつもりでした。でも打ち合わせの中で“せっかくだから、これからの暮らしをまるごと整えるチャンスにしませんか?”という提案を受けて、気持ちが大きく動きました。今後ずっとひとりと一匹で過ごす場所だから、妥協したくないなって。」
特にこだわったのは、猫が安心して過ごせる高さ・動線と、掃除のしやすさ。LDKの一角にキャットステップと隠れスペースをつくり、リビング側からも様子が見える形にしたことで、「お互いに安心して同じ空間にいられるようになった」とのこと。
オーナー様:
「リフォーム前は、猫のトイレ置き場にずっと悩んでたんです。リビングの隅に置くと見た目がちょっと…だし、かといってキッチン側はニオイも気になるし。でも、今回“見た目が気にならない小さな囲いスペース”をつくってもらって、本当にストレスが減りました。友人が遊びに来ても気まずくないのが嬉しいです。」
もう1つ、大きな変化は「気軽に人を呼べるようになったこと」。 「もし座ってもらうならここがベスト」「ここに飲み物とグラスを置いておけば自然に手が届く」といった“おもてなし動線”を最初から考えたLDKにしたことで、付き合いが広がったといいます。
『もっとこうすればよかった』は?
「収納の中身まで具体的に設計しておけばよかったかな。なんとなく“ここは日用品”“ここは掃除道具”って決めたんですけど、あとから『この棚はもう少し浅くてよかった』『こっちには可動棚がよかった』とか、細かいところはやっぱり出てきますね。でも、それも“住んでから調整する楽しみ”かなって思えています。」
担当者メモ:単身リフォームでは「好きなものを好きなように楽しめるLDK」が最優先になります。同時に、ペットと安心して暮らせる工夫や“人を呼べる見せ方”を盛りこむことで、暮らしそのものが明るくなるというお声を多くいただきます。
◆ 4つの声から共通して見えた「成功のポイント」
4つの事例には、実は共通点があります。それは、どのご家庭も「工事前の準備がしっかりできていた」ということです。
- “誰がどこでどう使うか”を細かく想像していた
- 収納の中身までイメージしていた(または後から調整できるようにしていた)
- コンセントや照明といった「細かい部分」も話題にしていた
- 暮らし方(家事・健康・子育て・ペットなど)を中心に考えていた
逆に、小さな後悔として多かったのは「コンセントの位置・数」「手元の照明」「置き場が決まっていない物の扱い」でした。これは第2章・第3章でもお伝えしたとおり、打合せ段階から“生活の具体的な動き”まで共有しておくと大きく改善できます。
次の第5章では、工事が終わったあとの「暮らし方」にフォーカスします。リフォームは完成した瞬間がゴールではありません。むしろ、そこからがスタートです。新しいLDKを長く心地よく使い続けるコツ、日々のメンテナンス、暮らしの変化への向き合い方について具体的にお話しします。
第5章:工事後の満足を長持ちさせる“メンテナンスと心構え”
LDKリフォームは、工事が終わって「完成しました!」という瞬間がゴールだと思われがちです。でも、実際にはそこがスタートです。新しいキッチン、新しい床、新しいレイアウトは、そこから何年も、何十回もの食事や団らんや来客の時間を支えるステージになります。
この章では、リフォーム後の暮らしを長く気持ちよく保つために知っておきたい「お手入れ」「使い方のコツ」「気持ちの整え方」「アフターサービスとの付き合い方」を、できるだけやさしくまとめました。忙しい毎日でも続けやすい考え方です。
◆ 1. 完成直後は“新築扱い”しすぎないでいい
よくあるのが、「汚したくない」が強すぎて逆にストレスになるパターンです。せっかくきれいになったキッチンや床を「傷つけたらどうしよう」と思い、緊張してしまって自由に使えない。これ、ものすごく多いです。
もちろん丁寧に使うのは大切なのですが、LDKは「暮らす場所」であって「博物館」ではありません。鍋もフライパンも出ますし、子どもはジュースをこぼしますし、来客はスリッパなしで上がってくる日もあるでしょう。
少しラフに考えてください。小さな傷や汚れは「使ってきた歴史」でもあります。むしろ、それらを必要以上に怖がらず、気づいたときにサッと手入れできる体制を整えることのほうが大切です。
◆ 2. 「掃除の仕方」を家族でそろえておく
リフォーム後に多いトラブルのひとつが、素材に合わない掃除をしてしまうことです。特にキッチン家電まわりやカウンター天板、床の仕上げ材などは、強い薬剤や固いスポンジを使うと一気に傷んでしまうことがあります。
おすすめは、リフォーム直後に“掃除ルール”を軽く共有しておくことです。
- キッチン天板にはクレンザー系は使わない。基本は中性洗剤と柔らかい布。
- 床はアルコール系で何度も拭きすぎない(フローリングの塗膜が白くなっていく)。
- コンロ周りは「その日の汚れはその日に取る」。固まってからだと道具が必要になる。
- 排水口や排水トラップは汚れが溜まる前に部品ごとサッと外して洗えるか、構造を家族全員が見ておく。
「私はこうやってるけど?」ではなく「この家はこういうふうにお手入れしたいよね」と、家のやり方として決めておくと、誰が掃除しても同じ仕上がりになります。これは特に共働き家庭にとって、かなり大きな安心感になります。
◆ 3. “週末リセット習慣”をつくる
LDKは、1日で一気に散らかる空間です。平日はどうしても物が出しっぱなしになってしまうこともあるでしょう。それ自体は悪いことではありません。問題は、散らかった状態が“ベースの風景”になってしまうことです。
そこでおすすめなのが、「週末リセット」という考え方です。週に1回だけ、決まったタイミングでLDKをいったんリセットする時間をつくります。家族全員で10分だけでも十分です。
やることはシンプルでOKです。
- テーブルの上に残っているものを全部いったん空にする
- 床に出ているものをそれぞれの定位置に戻す
- キッチンの油はねとシンク内のヌメリだけ落としておく
「週末リセット」があると、散らかったとしても「どうせ週末に戻すから」と気持ちに余裕が生まれます。逆に、何も決まっていないと「また散らかった…」「いつ片付けよう…」と気持ちの負担が積み上がっていきます。
リフォーム後のLDKを長く好きでいるためには、完璧を毎日求めるよりも、“戻せる日を決める”のが現実的で、続きやすいコツです。
◆ 4. インテリアは「買い足し」ではなく「育てる」感覚で
リフォーム後、よくあるパターンが「せっかくだからソファも買い替えたい」「ラグも変えたい」「ダイニングもこの色に合わせたい」と、次々に買い足したくなることです。もちろん悪いことではないのですが、ここで一度深呼吸をおすすめします。
完成直後のLDKは、いわば“まっさらなキャンバス”です。そこにいきなりアイテムを詰め込むより、まずは数週間〜数か月暮らしてみて、「どこに座ることが多い?」「明るさは足りてる?」「ここに物を置きたくなるな」という自分たちの行動パターンを観察してから買い足すほうが失敗が少ないです。
特に、照明・サイドテーブル・観葉植物・収納ボックスは、“暮らしてから決める”ほうが結果的にムダがありません。逆に最初から揃えすぎると、あとで「ここのコンセントふさがった」「通路が狭い」「掃除しにくい」という問題が生まれることがあります。
リフォームは「完成した瞬間が100点満点」ではなく、「住みながら育てていくと、90点が120点になる」というイメージのほうがしっくりきます。
◆ 5. アフターサービスは“困ってから”ではなく“聞ける場所がある”と思っておく
設備には必ず寿命があります。食洗機やレンジフード、給湯器、浄水器、床暖房、照明の調光ユニットなど、リフォームのときは一気に新しくなりますが、もちろんそれぞれにメンテナンスポイントがあります。
大切なのは、「何かあったとき、誰に聞けばいいのか」を把握しておくこと。
取扱説明書を読みこんで全部覚える必要はありません。
「まずはどこに連絡すればいいのか」だけわかっていれば十分です。
例えば、わが家のマイスター小牧店では、施工後の不具合や気になる点があれば「まずはお電話ください」という形を基本にしています。原因が設備由来なのか、使い方なのか、経年変化なのかを一緒に確認し、必要であればメーカー手配・部品交換にもつなぎます。
これは“念のための安心ライン”として持っておくのが正解で、「困ったら電話」ではなく「気になることがあったらとりあえず相談」という感覚でいていただけると、早い段階での小さなケアができます。
◆ 6. 最初の1か月・3か月・半年で見るべきポイント
リフォーム後は、時間の経過とともに「気づき」が出てきます。そのタイミングごとに、軽くチェックしておくと良い場所をまとめました。
1か月後:
・よく触る引き出しや扉の開閉に違和感がないか(ガタつきや引っかかりは早めに直せます)
・コンセント・スイッチの位置は使いやすいか
・床・カウンターに気になる傷はないか(大きなものは早期に相談したほうが直しやすい)
3か月後:
・油汚れや水アカが「落ちにくくなってきた場所」はどこか。そこは掃除のやり方や洗剤を見直すサインです。
・家族の動線に“渋滞ポイント”ができていないか。ダイニングと冷蔵庫の間など、ぶつかる場所があれば配置見直しの検討タイミングです。
半年後:
・収納の中身は「最初の理想どおり」になっているか? それとも「なんでもBOX化」していないか?
・季節が変わって、夏と冬どちらの快適さにも対応できているか? 窓際の冷えや日差しの入り方など、追加したい対策が見えてくるタイミングです。
この小さな見直しを続けることで、「あのときのリフォーム、今でも本当にやってよかったよね」という実感がどんどん積み重なります。
◆ 7. 気持ちの面で大切なこと:「リフォームは家族のストーリーの一部になる」
LDKは、家の中でいちばん思い出がたまる場所です。子どもが宿題をしていた場所、友だちが遊びに来た場所、家族でケーキを囲んだ場所、なんでもない夜に「おつかれ」と声をかけあった場所。リフォームとは、そういう大切な日常の舞台を整え直す作業でもあります。
だからこそ、少しだけ覚えておいてほしいことがあります。 それは、「完璧にしよう、と無理をしすぎないこと」。
リフォームは、暮らしを“美しく整えること”でもありますが、それ以上に“あなたの暮らしが続いていくための応援”です。工事が終わっても、日常は続きます。散らかる日もあるし、疲れて片付けない日もあるし、床にキズもつきます。それでいいんです。
むしろ、そういう積み重ねが、その家らしさになります。 「このテーブルの小さなキズは、あのとき子どもが工作してたときのだよね」 「この床の色、最初は明るいかなって思ったけど今はうちの定番になったね」 ――そういう会話ができたら、そのリビングはもう“ただの部屋”ではなく、“家族の場所”になっています。
◆ 8. まとめ:リフォームは「終わり」ではなく「始まり」
完成したばかりのLDKは、確かにピカピカで、最高です。でも本当に価値が出てくるのは、そこからの毎日の使い方と、ほんの少しのメンテナンス、そして「何かあったら相談できるお店がある」という安心です。
リフォームは買い物ではなく、暮らし全体の組み替えです。だからこそ、引き渡し後もいっしょに見守ってくれる地元のお店を味方につけておくのは、とても大きな財産になります。
「これ、ちょっと聞いてもいいのかな?」ということでも、気軽に聞いてください。水まわりのお手入れのこと、床暖房の使い方、収納の見直し、模様替えの相談。「こうやって住んでみたら、もっと良くできそう」という声を聞けるのは、私たちにとってもうれしいことです。
“リフォームしてよかった”という満足を、1年後、3年後、5年後も続けていく。そのためのお手伝いを、わが家のマイスター小牧店はこれからも続けていきます。
◆ ご相談・お問い合わせ
LDKリフォームの計画、工事中の暮らし方の不安、工事後のお手入れのことまで、いつでもお気軽にご相談ください。
わが家のマイスター小牧店
〒485-0029 愛知県小牧市中央1丁目267番地 小牧ガスビル1F
TEL:0120-262-788
営業時間:9:00〜17:00(水曜定休)
「年内に動きたい」「年明けスタートで考えたい」などのスケジュール相談も歓迎です。今どんな状態なのか、どこまで決まっているのか、まだ何も決まっていないのか、すべてそのままで大丈夫です。
LDKリフォームは、あなたの暮らしをまるごと支える大きな一歩。焦らず、一緒に準備していきましょう。

第6章:どこから始めればいい?ご相談から完成までの流れと「今できる一歩」
ここまで第1章〜第5章で、リフォームを成功させるための考え方・準備・工事中のコツ・実際の声・暮らし方の育て方までお話ししてきました。きっと「なるほど」「やってみたい」「でも、どう動けばいいんだろう?」という気持ちになっている方も多いと思います。
第6章では、実際にどんな手順で進むのか、相談はどのタイミングならいいのか、費用の出し方はどう考えるのかなど、「最初の一歩」に特化してまとめます。読み終わったときに、“とりあえずここまではやってみよう”と思えるところまでご案内します。
◆ よくある質問1:「まだ決まっていなくても相談できますか?」
結論から言うと、まったく決まっていなくてOKです。
実際、最初のご相談の多くはこういった内容です。
- 「キッチン狭いんですけど、広げるってできます?」
- 「冬、リビングが寒いんです。床暖房ってどのくらい違うんですか?」
- 「収納がごちゃごちゃで…何を直せばスッキリしますか?」
- 「年内にはむずかしいけど、年明けスタートってありですか?」
つまり、“明確なプランがある人”より“困りごとを聞いてほしい人”のほうが多いんです。図面がなくても大丈夫、SNSで「これ好き」と思った写真を見せていただくだけでも大歓迎です。
リフォームに詳しくないのは当たり前です。どこから手をつけたらいいのかを一緒に考えるのが、私たちの仕事です。
◆ よくある質問2:「最初の相談って、お金かかりますか?」
ご相談は無料です。 ご来店いただいてのお話や、現地を見させていただいて状況を確認することも、基本的に無料で行っています。
「軽く聞いてみたいだけなんだけど…」という段階でもご遠慮なく。むしろ、その段階で聞いていただいたほうが、あとから無理のないスケジュールが組めます。
◆ 相談〜完成までの流れ(基本イメージ)
実際にはリフォームの規模によって細かい部分は変わりますが、多くのLDKリフォームは次のような流れで進みます。
- ご相談・ヒアリング
今のお困りごと、理想のイメージ、家族構成、生活スタイルなどをお聞きします。まだ「なんとなく」でも大丈夫です。「この写真みたいな雰囲気が好きです」など、感覚的な情報もとても役立ちます。 - 現地確認・採寸
お住まいを実際に拝見し、サイズ・配線・配管・動線・日当たりなどを確認します。ここで「これは活かしたい」「これは変えられる」といった現実的なところが見えてきます。 - プラン・概算お見積り
キッチンの型や位置、収納の考え方、動線の改善イメージなど、具体的なプランとざっくりした費用感をお伝えします。ここで「これは優先したい」「これは削ってもいい」といった微調整を一緒に行います。 - 仕様決定・正式お見積り
扉の色、床材、コンセント位置、照明計画などを細かく決めていきます。
この段階になると費用の数字もより正確になります。「この予算感ならいけそう」「ここはランクを上げたい」など、現実のラインが固まってきます。 - 工事スケジュール調整
工事日程を確定し、生活の準備(キッチンが使えない期間の乗り切り方、家具の移動場所、ペットの扱い、近隣挨拶など)を一緒に整理します。 - 着工〜完成・引き渡し
工事中も、進捗の確認や微調整はその都度相談できます。「ここ、少し高さを変えられますか?」のような細かい点にもできる限り寄り添いながら進めます。 - アフター・使い心地のサポート
実際に使ってみたときの「ここ気になるんだけど…」という声を聞かせてください。設備の使い方、メンテナンスの仕方なども遠慮なくどうぞ。完成からが本当のお付き合いの始まりです。
この流れを見るとわかるように、いきなり契約、ではありません。まずは状況を一緒に整理して、理想と現実の橋渡しをして、その上で決めていく。焦らなくて大丈夫です。
◆ 打ち合わせのときに持ってくると助かるもの
「手ぶらで来ていいですか?」というご質問をよくいただきます。もちろん手ぶらでもOKですが、もし可能なら次のようなものがあると話がスムーズになります。
- ご自宅の写真(キッチン、リビング、ダイニング全体がわかるもの)
- 不便だと感じている場所の写真(コンセント周り、収納の中なども大歓迎です)
- 好きな雰囲気のスクリーンショット(SNS保存でも雑誌の切り抜きでもOK)
- 「これだけはイヤ」というもの(たとえば“この色は苦手”でもOK)
- 今の家族の暮らしのリズム(共働きか、在宅ワークか、子どもの年齢など)
これらがあると、“その家の暮らし方に合ったLDK”を具体的にイメージしやすくなります。逆に言うと、これさえあれば図面がなくても十分に話は進みます。
◆ よくある不安:「まだ使えるし、今回は見送ろうかな…」
これはとてもよく聞くお気持ちです。「確かに不便だけど、もう少し我慢すればいいか」「壊れたわけじゃないし」という考え方ですね。
ただ、LDKには「見送ったことで逆に負担が増える」ケースもあります。たとえば、
- 冬の寒さで腰や足がつらい → そのぶん暖房を強くして光熱費が上がる → でも根本は改善しない
- 動線が悪い → 家事のたびに小さなイライラ → 家族での雰囲気に影響する
- 収納の定位置がない → 物が出しっぱなし → 片付かない日が続くと「自分は片付けが苦手」と思い込んでしまう
こういったものは、壊れた・使えない、という明確なトラブルではないので後回しにされがちです。でも、暮らしの満足度を削るのは実はそういう「毎日の小さな負担」のほうなんです。
つまり、リフォームは“豪華にするためのもの”だけではなく、“自分を守るためのもの”でもあります。これは第2章・第3章・第4章でそれぞれのご家庭の声として出てきた共通点でした。
◆ リフォーム会社に「聞きづらいこと」こそ、聞いてください
本音をいうと、皆さんここを気にされています。
- 「予算感だけ聞いたら、しつこく営業されませんか?」
- 「今すぐ決めないといけない空気になりませんか?」
- 「他社と迷ってるって言ったら嫌な顔されますか?」
私たちとしては、むしろそこを話してもらえるとありがたいんです。なぜなら、無理な予算・無理なスケジュール・無理な仕様で進めても、完成後に「ちょっと違った」と感じてしまったら意味がないからです。
リフォームは高価なお買い物ではありますが、いちばん大切なのは「完成してからの何年」。だからこそ、スタート地点での不安や本音は、遠慮なしにテーブルに出してください。そのほうが絶対にいい結果になります。
◆ あなたが今できる“小さな一歩”
ここまで読んでくださった方に、いきなり「契約しましょう」はもちろん言いません。まずは、以下のどれか1つをやってみてください。これだけでも立派な前進です。
- 今のキッチン・リビングの写真をスマホで3枚だけ撮る
- 気に入っているLDKのイメージ画像を1枚だけ保存する
- 「一番イヤなのは何か?」をメモしておく(寒さ? 片付かない? 使いにくい動線?)
- 家族に「もしリビング直せるとしたらどこ?」と聞いてみる
- わが家のマイスター小牧店に「ちょっと聞きたいんですけど…」と電話してみる
どれか1つで大丈夫です。リフォームは、“最初の一歩が一番むずかしい”だけです。その一歩を、少し軽く感じてもらえるように、私たちはいます。
◆ まとめ:相談は「決意」じゃなくて「準備」です
LDKリフォームは、暮らしを変える大きなプロジェクト。でも、いきなり全部を決める必要はありません。「話を聞いてみる」「今の暮らしの困りごとを言葉にしてみる」そこまでできていれば、もう半分は進んでいます。
年末年始は、家族が集まり、暮らしを見つめ直すタイミングです。「この冬、来年の春までに、うちのLDKをもっと暮らしやすくできるかな?」そう感じたら、まずは気軽にご相談ください。
◆ ご相談・お問い合わせはこちら
わが家のマイスター小牧店
〒485-0029 愛知県小牧市中央1丁目267番地 小牧ガスビル1F
TEL:0120-262-788
営業時間:9:00〜17:00(水曜定休)
「今すぐは考えていないけれど、話だけ聞きたい」という方も大歓迎です。キッチンだけ、リビングだけ、収納だけ、といった部分相談も可能です。ご自宅の状況に合わせて、現実的なスケジュール・予算感・準備ポイントをわかりやすくお伝えします。
LDKリフォームは、あなたとご家族がもっとラクに、もっと安心して過ごすためのもの。焦らず、でも後回しにしすぎず。あなたのタイミングで、声をかけてください。

▶ 加藤工業株式会社 本社
- 住所:〒485-0029 愛知県小牧市中央1丁目77番地
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